ロボット開発環境準備 その1(PC環境編)
はじめに
今回はAdeeptDarkPawを作る準備として、パソコンへの開発環境構築、RaspberryPiのセットアップを実施します。
資材の入手
AdeeptDarkPaw マニュアル、サンプルコード
マニュアル、サンプルコードを入手するために、以下のサイトからZIP Resourcesをダウンロードする。
Adeept DarkPaw Spider Robot Kit for RPi - Adeept Learn
ダウンロードしたZIPファイルを解凍すると、マニュアル(Manual_Adeept_DarkPaw-V2.1.pdf)とサンプルソースコードが格納されている。
Adeept_DarkPaw-V2.1$ ls Circuit-Schematic-Adeept_Robot-HAT.pdf Manual_Adeept_DarkPaw-V2.1.pdf ReadMe.txt code datasheet
Python環境の準備
ダウンロード
下記サイトからPython3.7.7をダウンロードします。
www.python.org
必要なライブラリをインストールする
Adeept DarkPawでは画像処理にOpenCV、通信処理にzmqなどライブラリを利用しているため、インストールしていきます。
OpenCVのダウンロード
下記サイトから「opencv_python‑4.2.0‑cp37‑cp37m‑win_amd64.whl」をダウンロードします。
www.lfd.uci.edu
ライブラリ等のインストール
## OpenCVをダウンロードしたフォルダへ移動 > cd c:\Users\yamada\Downloads ## zmqなどをインストール >pip3 install numpy zmq pybase64 ## OpenCVをインストール >pip3 install opencv_python-4.2.0-cp37-cp37m-win_amd64.whl
GUIの起動確認
開発環境について
ソースコード編集用のエディタ
今後pythonのプログラミングを実施していくことになるため、ソースコードを編集する環境が必要となります。
VSCodeはLinuxとの連携も容易で、プラグインを入れることでRaspberryPiのソースコードを直接編集することも可能なため、おすすめです。
qiita.com
RaspberryPiへの接続環境
WindowsからRaspberryPiへリモートで接続する際にSSHを利用します。
SSH接続環境としては「Windows Subsystem for Linux(WSL)」が便利です。
WSLのインストールは以下が参考になります。
docs.microsoft.com
まとめ
今回はロボットを作成するための前準備として、PCに必要なソフトウェアをインストールしました。
次回はRaspberryPiのセットアップを実施していきたいと思います。