初心者でも作れるロボットの紹介

はじめに

ロボットを作るための専門知識や製作技術を持っていない素人がロボットを作って改造して遊ぶブログです。

今回は大人が遊んでも楽しめて、専門知識がない人でも作ることができるロボットを紹介します。

 

 

 

ロボット購入の前に

今回紹介するロボットはArduino UnoやRaspberry Piといったコンピュータボードを搭載して制御するため、ロボットキットとは別でArduinoRaspberry Piを準備する必要があります。

 

 Arduino Uno

Arduinoはシンプルなマイコンボードです。パソコンのようなOSは搭載されていませんが、C++ライクなプログラミングでセンサ制御を行うことができます。

複雑なOS設定等が不要なので電子工作入門者によくお勧めされています。

シンプルなのでArduino単体で複雑な計算処理、画像処理を行うことには不向きです。

  

 
Arduino Uno Rev3 ATmega328 マイコンボード A000066
 

 

 Raspberry Pi

Raspberry Piは5000円程度で購入可能なコンピュータボードです。

普通のパソコンと比較すると処理性能は低いですが、LinuxベースのOSを搭載できるので、単体で画像処理やネットワーク処理など複雑な処理も実現できます。

 

Raspberry Piはいくつかモデルがありますが、最新のRaspberry Pi 4がおすすめです。

メモリが1GB、2GB、4GBとありますが、2GBか4GBを購入しておけば問題ないです。

 

 

【国内正規代理店版】Raspberry Pi 4 Model B/2GB RS版
 

 

  

ロボットキットメーカ

国内で簡単に手に入るロボットキットメーカーと製品を簡単に紹介します。

 

Adeept

  

 

 

  

 

 製品参考:Adeeptロボット

 

Adeeptは学習用ロボットキットを製造、販売している中国メーカです。

中国メーカというと怪しい海賊版製品を売っている悪い印象が強かったですが、YoutubeでAdeept DarkPawの動画を見た瞬間、購入を決意しました。

国内で販売されているロボットキットのほとんどは4輪やキャタピラタイプですが、Adeeptは4輪タイプだけでなく、多くの多足型ロボットを販売しています。

やっぱりロボットは足があるほうがかっこいいです。Youtubeの動画をぜひ見ていただきたいですが、ただ歩くだけでなくて、13個のサーボモータを使って体の角度を変えたり、カメラによる画像認識、センサによる姿勢制御も行うことができます。

 

日本語での解説はありませんが、写真を多用したマニュアルが公開されているので、英語ができない人でも組み立てられると思います。

また、サンプルコードでPCでのGUI制御、カメラの映像認識等が配布されているため、プログラミングができない人でも遊ぶことができます。

 

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出展:adeept.com

 

 

 OSOYOO

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出展:osoyoo.com


OSOYOOも電子工作の学習キットを製造、販売しているメーカーです。

ロボットと呼べるものは二輪、四輪、キャタピラ駆動のもののみですが、ArduinoRaspberry Piと組み合わせることで各種センサによる制御をプログラミングすることができます。

WEBサイトで組み立て方、プログラミング方法の解説がされており、一部の製品ではありますが日本語の解説も載っています。

また、スマートフォンでロボット操作をするアプリも準備されているため、プログラミングには興味がなくてロボットを組み立てて遊びたい人にもお勧めです。

  

 

製品参考:Amazon OSOYOOロボット

 

 タミヤ

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出展:tamiya.com


誰もが知る模型メーカであるタミヤでもロボット工作セットが販売されています。

こちらはRaspberryPi、Arduinoは不要で、BBCマイクロビットという仕組みで制御が可能なキットになっています。

1万円ですべてがそろうので子供にはいいかもしれませんが、大人が遊ぶには物足りないでしょう。

 

 

 

 

 Adeeptのロボットキットの紹介

 本ブログではRaspberry Piを搭載するAdeept DarkPawをメインに遊んでいきますが、ほかのロボットも面白そうなので紹介します。

 

注意点(バッテリーについて)

ロボットを紹介する前に初心者が引っ掛かりそうな注意点を紹介します。

Adeept DarkPawをはじめとするRaspberry Pi向けロボットは18650リチウムイオンバッテリが必要です。

※単三電池っぽいケースがついていたので単三電池で大丈夫だろうと思っていましたが、製品ページを読んでいて気が付きました。英語がわからないので危うく躓くところでした.... 

 

  

 

容量によりますが1本1000円~1500円に加えて充電器が必要になります。

メルカリ等で安価なバッテリーも出品されていますが、不良品は発火の恐れがあるためPSEマークがついたものを購入してください。

 

Adeept DarkPaw

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出展:adeept.com



製品名:DarkPaw

制御:Raspberry Pi 

搭載センサ類:カメラ、3軸ジャイロセンサ

 私が購入した4脚型ロボットDarkpawです。

カメラのみを動かすことはできませんが、12個のサーボモータで足を動かすことができます。

 

Adeept RaspClaws

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出展:adeept.com



製品名:RaspClaws

制御:Raspberry Pi

 6足型ロボットのRaspClawsです。

基本的なセンサ類、価格はDarkPawと同じですが、DarkPawと違ってカメラのみを動かすことができます。

  

Adeept RaspTank

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出展:adeept.com


 

製品名:RaspTank

制御:Raspberry Pi

 キャタピラ型のロボットアームです。

DarkPawやRaspClawsのような動きはできませんが、ロボットアームが搭載されているのでまた違った遊びができそうです。

 

Adeept Quadruped

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出展:adeept.com


 

製品名:Quadruped

制御:Arduino

Arduinoで制御する4足型ロボットです。

DarkPaw同様にセンサによる自立制御が可能です。

 

Adeept Hexapod Spider

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出展:adeept.com



製品名:Hexapod Spider 

制御:Arduino

Arduinoで制御する6足型ロボットです。

   

購入したもの

DarkPawは1万円程度で購入できますが、RaspberryPiやバッテリーを購入したらトータルで2万円程度になりました。

RaspberryPiを持っていればもっと費用は抑えられますが、それでもロボットで遊べると考えたら安いですね。

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Adeept DarkPaw:10,000円

Raspberry Pi 4 2GBモデル:5,500円

microSD Card 32GB : 900円

186500リチウムイオンバッテリー(KEEPPOWER 3500mAh):2,980円

充電器(KEEPPOWER L2 USB高速充電器):2,480円

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総額:21,860円

 

参考:AdeeptDarkPaw一式

まとめ

ロボット紹介はいかがだったでしょうか?

次回から4足型ロボット Adeept DarkPawを作るための環境準備、制作過程を紹介していきたいと思います。